摂理人、ぺヤングとの葛藤に勝利した ~黙示の書~

 

黙示

 

「私はあなたがたの兄弟であり、共に苦難と忍耐に預かっているアマネである。」

 

こうして語られる一人の預言者による黙示がある。

その与えられた啓示は難解であり、おおよそ神が定めた時にならなければその英知は開示されることない。

 

 

これは預言者がペヤングに湯を注ぎ、三分を数えるあいだに受けた啓示であり黙示である。

 

 

その中の一節にこのような箇所がある

 

アマネ黙示録九章二節より要約

 

「第五の天使がラッパを吹いた。ひとつの星が地におち、そこなしの淵の鍵が与えられた。

 

 

それが淵の蓋を開くと、大量の湯気が立ち上り、太陽も空も、メガネも曇ってよく見えなくなった。

 

そして湯気の中からイナゴの群れのような黒い液体が現れた。

イナゴは壁も床も、どんな服も損なってはならないが、ただ、刻印された人々を黒く染め上げて良い。

 

 

もしイナゴが目に入るならイナゴが与える苦痛は、蠍が人を刺した時の苦痛の様であった。

この時人々は、死にたいと思っても死ぬことができず、流水で目を洗うことを願って逃げていく」

 

 

あなたはそれを食べてはならない

 

 

この、世の終末を思わせる恐ろしい啓示はなんであろうか。そしてこの啓示は終わりの時に関する物であると言われている。

 

ならばその隠された知恵が開示されるのは、まさしくこの時代であるべきである。

 

このイナゴの如し黒い液体がペヤングのソースであるなら、刻印された黒く染め上げられたソースとはまさにペヤングの麺そのものではなかろうか。

 

 

この後、黙示はこう続く。

 

「第六の天使がラッパを吹き鳴らすと、大な川につながれている四人の天使が人々の三分の一を殺すため解き放たれる。

 

残りの人々は三分の二である。あなたはそれを食べてはならない」

 

 

これは麺の三分の一を食するために解き放たれる、という事なのだろうか。ちなみにその騎兵の数は二億である。

 

この二億の騎兵が何を意味するのか、麺の残りの三分の二はどうなったのか、それは私にはわからない。

 

 

 

 

そう、全ては私が受けた黙示であり、この後も恐ろしきビジョンの数々を脳中に幻視した。

 

人の一生に値するような時間を、この僅か三分の間に体験するようになったのだ。

 

 

これは終わりの時に関する物であり、然るべき方にしか解くことができない。

ただ一つハッキリしていること、それは、私はペヤング決して食べてはならないということなのだ。

 

 

 

そして摂理人は勝利した

 

 

 

とにかく、食べてはならない。

すでに箸は割られ、四天使が人々を蹂躙するかのように、麺の中に飛び込む時を待ちわびている。

 

私は地獄の蓋を再び閉じる。

手に持った箸を、「死」と書かれた箸を置き、御霊の剣を手に握る。真理の帯を腰に締める。

 

 

ちなみに真理の帯とは、神の御言葉を常に身にまとうことであり、決して電磁気の力で腹筋を自動収縮させ、寝ていながらでも腹筋運動ができるアレではない。

 

あなたが身につけているそれは、アブベルトである。勘違いしてはいけない。

 

 

私も一度、間違った使用法により電磁気が腹の皮膚を焼いてしまったことがあった。

 

幸いにも、一ヶ月無料返金システムがあったので大事にはいたらなかったのだが。たえなる神の愛に感謝するしかない。

 

 

 

さて、ペヤングの容器は不燃物である。しかし内容物は可燃物である。

この二つを裂かずに捨てる事は許されない。

 

アブラハムも鳥を裂かなかった為に、民族の大な禍を招いてしまった。

神の知恵とは、善と悪を裂く事でもある。

 

しかし裂くためには再び蓋を開けなければならず、またイナゴが、私の目を責め上げるかもしれないと思うと足がすくむ思いである。

 

 

 

ありがとう

 

 

私は己を奮い立たせるべく、禊の為冷水を浴びに行く。そして部屋に戻ってみると、信じがたい光景が目に飛び込んでくる。

 

 

地獄の蓋は再び開かれている。

そしてなぜか、内容物、アポルオンとかアバドンとか、ペヤングとか呼ばれているイナゴの王は、夜露の如く消え去っていた。

 

 

そしてその傍らには、なぜか口をもごもごさせ、唇に青のりを忍ばせた後輩摂理人が佇んでいる。

 

 

 

 

 

 

彼は言う「ありがとう」

 

 

私も言う「ありがとう」

 

 

これは、私にとって誓約を破ることが罪になるのであって、彼にとっては何ら罪には値しない。

神は彼を通して私を罪の誘惑から救ってくださったのである。

 

 

私は勝利した。ペヤングに勝った。

 

他にも書くべき事は沢山あるが、いちいち書き記して言ったら海を紙としても書き記す事は出来ないであろう。