就活でTOEICは意味がない!?TOEIC960点の俺が就活市場におけるTOEICの価値を考えてみた

はじめに

こんにちは、Boxくんです。

2018卒の就活がもうすぐ解禁ですね。

いろんなことが気になってくる時期だと思います。

その中の一つに「TOEICの点数ってぶっちゃけどうなの?」って話があるのかなと。

TOEICの点数が高いと内定をもらえるって本当?」
「TOEIC700点はないと大手はどこも受からないって聞いて超不安」
「OB訪問も自己分析も会社説明会もESもやらなきゃいけないのに、TOEICとかやってられないよorz」

いろんな声が聞こえてきそうですね。

今日はそんな就活とTOEICの関係を紐解いていきましょう。

あくまで個人の経験ベースで語ってますので、受け入れるかどうかは自己責任でお願いします。

ただ、誠心誠意僕が思うほんとのところを語ろうと思うので、参考になるとは思います。

TOEICの話を就活の面接でしたことはなかった

僕の場合ちょっと特殊なのかもしれませんが、TOEICをアピールポイントにしたことは一度もありませんでした。

留学をしていたこともあり、TOEICの点数もほぼ満点近い960点なので、ツッコむまでもなく英語ができることが証明できていたからなのかもしれません。

ある会社の人事部長に、話の流れで出てきた英単語の意味を聞かれて答えられず、

「あれ?TOEIC960点なんじゃないの?おかしいな?」

とかってなじられたことはありますがw

僕は外資のコンサルからも内定をもらいましたが、英語が評価されたとは微塵も思いません。

いろんな企業の面接官の反応や受け答えを聞いてても

「ふーん、英語できるんだ。海外で働く気はあるの?」

くらいのニュアンスで聞いてきます。英語ができるなんて別に珍しいことではないんですね。

他の内定者を見ても、ほぼほぼバイリンガルのやつもいれば、英語が苦手な人もいたし、まあいろいろです。

ではもう少し僕の事例から離れて、一般化してみましょう。

「69.3%の企業がTOEICのスコアを参考にしている」はウソ


出典:https://souspeak.com/toeic-job/
就活とTOEICに関心がある皆さんはこのチャートを見たことがあるのではないでしょうか。

これを見ると、いかにもTOEICやらなきゃ!って思いますよね。

そりゃそうです。そう思わせるためにこういうデータを発表してますから。

これの出自はどこかと言うと、TOEICを運営している団体です。

彼らはTOEICの受験者が増えれば増えるほど儲かりますから、そりゃあTOEICのスコアないとやばいよ!ってこれでもかってくらい煽ってきます。

それでもデータが正確ならばまだいいんですが、1企業とか1団体が出しているデータってのは間違いなく恣意的です。

自分が欲しいデータをあたかも客観的に見せかけているだけの話で、もちろんすべてを「ウソ」と断言するのもちょっとひどいですが、「事実ではない」というのはこれまた「ウソ」ではありません。

それを今から説明していきます。

企業がほしいのは英語ができる人ではなく、仕事ができる人

過度な一般化は禁物ですが、この表題は真理に近いです。

英語ができても仕事ができない人はいくらでもいます。

英語ができなくても仕事はできる人もいくらでもいます。

どっちを取りたいか、と言われたら絶対に後者です。

仕事ができる人は、英語も勉強すればできるようになります。

しかし英語しかできないのでは、実際にビジネスの現場で使えないかもしれません。

留学経験のある社員を海外出張の時に通訳がてら連れて行ったら、ものすごいBroken Englishを取引先のお偉いさんの前で連呼しててとっても気まずくなった。

みたいな話もあります。

「英語には敬語がない」

とか言われますが、丁寧な表現はありますからw

取引先に対して

 

とか使わないですからw

英語が喋れるだけでは仕事ができないことを肝に銘じておきましょう。

もちろん、英語ができて、仕事もできる人を取れたら企業としては最高ですが、そういうトップ人材はこんな記事を読んでないはずw

何かしら就活に不安があって、TOEICとかについて気になっちゃう人だから、わざわざ検索をしてこの記事を読みに来てくれんだと思います。

TOEICの点数は麻薬のような安心感がある

そもそもなぜ就活の時期になるとみんなTOEICと連呼するのか(連呼しているという僕の妄想がかったバイアスなのかもしれませんが)。

一般論として数値化、可視化というのは僕はとっても強力なツールだと信じています。

目に見えてくる数字ってとっても残酷であり、とっても中毒性があるもの。

いわゆる受験の偏差値みたいなものです。

しかし就活だと偏差値的なものがうまく測れないため、即物的に数値化されるTOEIC等で安心を得たいっていう心理があります。

だってTOEICが900点の先輩がいいところから内定をもらってたら不安になるし
自分よりも200点も点数が低い友達がいたら、そいつには勝ってると思うし

数値で単純化したいって気持ちはよくわかります。

僕も今人間の生産性(=パフォーマンス)を人工知能で数値化出来たらいいなって漠然と考えてるんですけど、ファクターがあまりにも多すぎて有効な仮説すら立てられません。

話がそれるので深入りはしませんが、優秀な人材っていろーんな要素があるので、目に見えてくるTOEICの点数なんかでは測ることはできません。

それより単純なTOEICの点数ではなく「2ヶ月で500点から900点に上げました」みたいな話だったら聞いてみたいと思う。

なぜそのような目標を設定して、どういう風に戦略を立てて、どう実践していったのかって話を聞けばその人が仕事ができそうかできなさそうか判断できるので。

英語はゼッタイに採用の決め手にはならない

絶対とか使っちゃいましたが、これもまたそうかなと。

TOEICの点数が500点のA君と700点のB君がいて、ほかの能力がまったく一緒だったらB君を取るみたいな話があります。

でもね、現実問題能力が同じことはありえないし、英語ができるからB君を取ろうか、とはならない。

正直TOEIC200点の差だったら、顔がいい方を取る気がします。わりとガチで。なぜなら営業職等の仕事であれば顔の良し悪しは成績と関係するからです。

TOEIC200点とか2ヶ月くらい勉強したら上がるし、企業の採用担当もそのくらいのことはわかってます。

英語が決め手にはならないから、もっと大事な部分を伸ばすことに使ったほうが良いと思いますね。

具体的に言うなら、

・相手の発言の意図を汲み取る理解力
・自分の意図を正確に伝える伝達力
・他の人では考えもしないことを考えられる創造力

とか、まあ挙げればキリがないんですが、こういうものが採用非採用をわけるキーファクターになります。

間違っても英語の能力があったから採用されるわけではないということを覚えておきましょう。

あ、通訳とか翻訳とか「英語が専門」の仕事であれば当然該当しませんよ。あくまで一般的なビジネスマンの話です。

TOEICで足切られることはあるから必要に応じて点数は確保する

ここまでTOEICの点数が採用の決め手になることはない、ということをお話ししました。

しかし、TOEICの点数が足りてないとそもそも書類で落ちるパターンがありえることもお伝えしておきましょう。


出典:https://souspeak.com/toeic-job/
これはサウスピークさんがまとめたデータを拝借したものです。

こういう企業(特定部門)を受ける際は、この点数が足りてないとたぶん容赦なく落とされると思います。

外資はもちろん、積極的に海外進出していたりする会社は比較的高いスコアを求めるようですね。

まあこの辺の企業群を受けるような学生であればこのくらいのスコアを取るのはそれほど難しくないだろうし、

慌ててTOEICの勉強をしなければいけないほど学生時代に英語をほったらかしにしたのであれば、こういう企業に行くのはそもそもあんまり適してない気がしますね。

海外に興味があったり、外資で働きたかったら学生の時に留学でも英語の勉強でもしているはずでしょうから。

また、足切りの時に「TOEICの点数のかさ増し」をする人も結構多いので書類では何とも言えないのも事実。もし嘘を言って内定をもらってしまった場合は、入社までに必ずその点数を達成すればいいんじゃないですかね。

TOEICなんてそんなもんです。

ちなみにマッキンゼーなんかは結構長文の英語のケース問題を2時間くらい解かされて10倍くらいのふるいにかけられますし、三菱商事なんかも英語はわりと難しかった気がします。

Googleにいたっては履歴書も英語で書きました。書類で落ちたけどw
いまだにGoogleが書類で落ちた理由が本当にわからない。いや、面接ならわかるんだけど、書類ってw

本当に英語を使って仕事をしなければいけない企業はちゃんと自社の採用プロセスで英語のスクリーニングをしている傾向にあるかと思います。

最後に

就活をやっていると誰を信じて良いのかもわからず、情報に右往左往、翻弄されてしまいますよね。

この記事ではTOEICは重要じゃないって言ってるけど、他の記事を読んだらTOEICマジ重要みたいに書いてある。情報過多というのはまったく困ったもんです。

そこでTOEICのような目に見える指標に飛びつきたくなる気持ちはわかるのですが、残念ながらTOEICでは足切りをクリアできても採用の決定的な条件には絶対になりえません。

なので、もっと本質的な「仕事ができる人」「優秀な人」っていう人材が何なのかを考え、それについて考えを深めていく方がよっぽど有効であると思います。

長丁場で大変だと思いますが、体調には気をつけて、最後まで頑張っていきましょう!